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紫陽花
紫陽花
武将
挫折の波に呑まれても 何も出来ず時に呑まれ
行く当てが見えない空で 心無くし彷徨っていた
自分の影を追いかけても追いつかず諦めた
未来構想を描いても行き止まりで瞳を閉じた
形のないものばかりを強請っては叶わなくて
夢や希望が涙と共に頬から零れ落ち行く
それは駆け上がる布石
街の灯り笑い声に取り残された僕はまだ
どうか次元の彼方でもいい 陽だまりに包まれたくて
紫陽花から落ちる涙 晴れ間から光差し込み
あまつゆが輝いて教えてくれる 涙の軌跡は未来路
瞳を奪う「あお」さ 全てを護る「みどり」
「君」と「僕」を映す尊い花であれ 涙に輝く紫陽花
止め処なく降り積もる闇 止め処なく流れる涙
「いつか晴れ間が広がる」と祈り 耐え忍ぶ それが人だろう
止め処なく降り続く雨 葉と共に負けず咲く花
紫陽花が何度でも教えてくれる 涙の軌跡は未来路