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夜空の花
夜空の花
武将
もう触れることできないなんて 思い出だけが残る場所で
記憶の中、君が溢れ出す 涙に暮れても君が消えない
あの日、君は痩せた白い手で「また会おうね」と僕に告げて
ギュッと強く僕の手を握った その温もりが今も残る
決して忘れたくはないけれど忘れたくなるときもあるんだよ
君は記憶の中でずっと笑顔 変わることなく綺麗なままで
あぁ、今年もまた花が咲き誇る君の季節が夜空を染める
…色々あったんだよ、ここに来るまで でも今はただ 君の傍に
ふと思い出しては涙流し 消えることのない君を悔やみ
でも涙流しては笑顔になる、あの頃を思い出して
できないんだよ、忘れることなんて
また季節は巡って次こそは笑顔で
夜空に映った記憶と共に 忘れずに残った軌跡と共に
これからを作っていくしかない 空を跨ぎ彼方の君と
越えよう明日を 越えて行こう日々を 越えれるのかな
滲む静寂 陽は月に託し消えた 滲んだ闇が広がる
夜空を染める花 今は見えないけれど
心に君を咲かせながら現在を越えて行こうよ